ご挨拶

日本災害医療薬剤師学会シンポジウム 大会長ご挨拶
 日本災害医療薬剤師学会は、災害医療現場における薬剤師業務の学問的な基盤を支える災害医療薬学分野の確立・充実の必要性を背景に、2006年4月に設立した学会です。災害医療支援に関する、臨床、社会経済、倫理など、あらゆる立場からの包括的な研究を行うことを目的としております。
 さて、この度、日本災害医療薬剤師学会 シンポジウム 大会長として推挙され、2020年1月19日(日)、岡山大学Junko Fukutake Hallに於いて、日本災害医療薬剤師学会 シンポジウム(テーマ:災害支援の流れを考える〜災害関連健康被害をなくす〜)を開催する運びとなりました。 近年、災害は身近なものになり、保健医療介護福祉(急性期から復興まで)の流れ、被災者の健康維持には、食べることから体の維持、看護、排泄までの流れを考える必要があり、それらを支援する者の連携も重要になる。それらを本シンポジウムでは参加者皆で考えたいと思います。また、特別企画として西日本豪雨災害被災地を偲ぶ〜被災地の今〜、岡山県倉敷市真備町を訪れ、被災地の復興状況を実感し、災害急性期から復興の姿を思い描きながら対応できるよう学びたいと思います。
 JPSDRの目的は災害時医療支援において薬剤師がそれぞれの活動場所、立ち位置、組織で能力を発揮するために素養を磨くことにあります。災害医療支援に必要な必須知識を習得する目的で災害医療支援薬剤師コースを立ち上げ、研修会、学術大会を通し災害医療支援について過去の災害から会員と共に多くを学んできました。そして近年国内で発生した自然災害においては、当学会員が積極的に支援活動に参画をしております。災害医療に対して意識の高い薬剤師が、これら実際の活動の報告を受け、今後の災害支援活動において即実践に繋がる情報の共有ができることを期待しております。

日本災害医療薬剤師学会シンポジウム    
大会長  渡邉 暁洋     
(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科)